樟脳(しょうのう)
樟脳は、一部の宗教や民間信仰において、まじないや呪術に使われることがあります。たとえば、樟脳を燃やして煙を立てることで、邪悪な霊や悪魔を追い払うと信じられています。また、樟脳を身につけることで、厄除けや災難を回避すると考えられている場合もあります。
ただし、現代では樟脳は主に防虫剤や防カビ剤として使用されており、まじない的な使い方は一部の信仰や文化にとどまっているといえます。また、樟脳には毒性があるため、適切な取り扱いが必要です。
砂
砂は、様々な文化や信仰において、まじないや呪術に用いられることがあります。しかし、特定の種類の砂が必ずしも使われるというわけではありません。
一例として、中東やアフリカの一部の文化では、紅海に面したサウジアラビアやエジプトで産出される「シリカ砂」と呼ばれる砂が、まじないや呪術に用いられることがあるとされています。また、北欧の文化では、自然に存在する「アイリッシュモス」という砂が、幸運や豊穣をもたらすとされ、まじないに用いられることがあります。
しかし、まじないや呪術に用いられる砂の種類は、文化や信仰によって異なる場合があります。また、近代的な文化ではまじないや呪術は一般的ではなく、砂は主に建築や工業などの分野で利用されることが一般的です。
葉っぱ
アイリッシュモスと樟脳に合わせて使用する葉などは、一般的には特定のものが決まっているわけではありません。ただし、北欧の文化や民間信仰では、樹木や草花などの自然物が神聖な存在として扱われ、儀式に利用されることがあります。
たとえば、北欧の文化においては、ヤマナラシやクコの葉、ペチュニアの花などが、幸運や豊穣をもたらすために用いられることがあります。また、松やヒマラヤスギなどの樹木の枝や葉を用いた儀式も行われることがあります。
ただし、これらの葉や樹木は、儀式の目的や場所、信仰や伝統によって異なる場合があります。また、儀式に用いる自然物には人間の神経に作用し、酩酊させるものも含まれます。大麻なども儀式として用いられていたことから、そのようなことがいえるでしょう。
したがってセージ(燻して体に浴びる)葉は、日本で市販されているもので充分でしょう。
Talisman的方法
クコの葉とアイリッシュモス、樟脳を用いた儀式は、伝統的なおまじないの一つとして知られています。
一般的な手順は簡単で、クコ(などの葉)を手に取り、アイリッシュモスと樟脳の粉末をかけながら、願いごとを唱えます。
この際、このアイリッシュモスの煙をセージする(浴びる)ことで、願いが叶うとされています。
ただし、このような儀式に用いられるクコの葉、アイリッシュモス、樟脳には毒性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。
自身の経験
はっきり言って地獄です。樟脳、匂いが強いです。昔は丸い防虫剤も樟脳が使われてたことがあるかもしれませんが、生身の樟脳はあの防虫剤(世代が世代なら香りを思い出せるひともいるかもしれません)の25倍くらい強烈なにおいです。
また、製品となっている樟脳は燃えにくく、どちらかというと火で溶けてしまうようなタイプで、外部コーティングによる対策も必要で、そう簡単ではありません。
自分でやるのはきついです。この記事にあるとおり、代行してもらったほうが幾分かマシです。
結論
樟脳やアイリッシュモス、クコの葉などを用いたまじないや呪術は、素人向きとは到底言えません。
また、これらの自然物には毒性があるため、適切な取り扱いが必要です。砂についても、特定の種類の砂がまじないに使われるというわけではありません。
また、儀式に用いる自然物には人間の神経に作用し、酩酊させるものも含まれます。そのため、自分で行うことはかなり危険であり、まじない師などのプロに御願いすることが安全です。