【日本ダービー2023感想戦】フリームファクシ……もうちょっとあっただろ…と言いたいが見どころのある馬もいた。

調教と着順はあらかじめ書いた記事と同じです。
”パドック””レース”項目を追加しています。

べラジオオペラ:消し

先週:特になし。

今週:特にこれと言ったものはない。

パドック:△

元気がない様子であったが、周回を重ねるごとに調子が整ったか。

レース

スタートダッシュがつき、好意につけることができた。ここがフリームファクシが付けるべき位置だったね。

→4着(ほぼ3着)

スキルヴィング:消し

先週:内の勝負に弱い。

今週:馬込の中を走る練習をしているが、慣れない感じ。

パドック:△

特に違和感がなく普通に動きそう。

レース

ホウオウビスケッツに寄られてしまった。位置の取り方は流石ルメールというところだが、やはり調教で重点的にやっているところは懸念の裏返しで、途中でファントムシーフをはじくようなそぶりもあり、今まで外枠だったところが裏目に出た可能性もありますが、、ご冥福をお祈りいたします。

→17着、予後不良

ホウオウビスケッツ:消し

先週:流れるタテガミに向かい風の気迫を感じる。体を程よくいなせており評判よりはいいと思う。

今週:品のある走りを見せている。ただ後ろ足が流れるので土壇場の踏ん張りがきかないところがある。

パドック:消

まだ幼い感じがある

レース

左右どっちにも寄れることができる。今回スキルヴィングに影響。与えたかはわからないですが、このチャージはレースクラッシャーともいえる。

ただ先行策をったとして、かなり残った方で、やはりフリームファクシ(略

→6着

トップナイフ:◎

先週:ハナ差で差す練習。持続力勝負というところをわきまえながらの調整。

今週:ピッチを調整して自在性をアピールできている。

パドック:▲

仕上がり充分、絞られているが。

レース

ホウオウビスケッツの影響はないが息子ソールオリエンスにも前に出られたので、無理をしなかった感じ。

そもそも騎手の癖としか言いようがないのかもしれないけど、一旦下げるとポツンレベルにまで下げ過ぎる癖がありますよね。ちょっとドゥラエレーデに惑わされた感じもありますけど。。

こういうことをしちゃうから信じ切れないというのもありますね。

→14着

ソールオリエンス:△

先週:流れには乗れているが リバティ級ではない。

今週:同様。

パドック:△

思ったより元気がない。もしかしたら天候が向かないのかもしれない。

レース

好スタートからの好位置、勝てるレースだったがタスティエーラとハーツコンチェルトのフタで抜け出しきれなかった。でもこの馬が一枚上ならハーツコンチェルトが来る前に差し込めたので、実力と言って仕方がない。

→2着

ショウナンバシット:消し

先週:調子が悪い。

今週:輝きを見いだせない。

パドック

少々入れ込む部分もあるがこの馬なりか。ただ-12キロがきつい。

レース

初手から最後方になり実質では最下位。レースプランとして外に出したいのか内にきめたいか全くわからない。
ちょっとなあ。

→16着

フリームファクシ:◎

先週:ショウナンバシットより全然力がある。体も出来上がっておりパワーを感じる。

今週:大型の雰囲気を漂わせている。ゆったりしているが余裕があり、最後の追い方も十分な余裕を残しスマート。

パドック:☆

気合ノリが薄い気がするが、淡々としているとも捉えられる。

レース

スタートは左に寄れるが位置取りは悪くなかった。ただハミ受けが悪くどうも制御に困る感じ。

普通に行きたがっていたならそうさせるべきだった。最後の直線もフラフラで走路をまるで走路を見いだせない感じ。脚としては余してたと思うし、勝てるとまでは言わないがもっとやれていたと思う。
輸送の影響かと思ったが、無駄な発汗もないし、状態は万全だったと思う。テン乗りの吉田隼と合わなかった。ソダシと思って乗ればよかったと思う。先行殺到したので位置取りが難しいのはわかるが、多少の距離ロス覚悟でも外回しでよかったはず。

→10着

メタルスピード:○

先週:持続する加速と再度の伸びに根性を感じる。

今週:位置を取れれば勝負も充分可能。

パドック:〇

気合が入った雰囲気はある。

レース

フリームファクシに寄られたが絶好の3~4番手を取る。ここは馬の気合を感じるところ。

上述”つまり位置取りをすれば勝負は十分可能”という条件には合致した。

コース取りも問題がないが、最後の一瞬でべラジオオペラへの意識から内ラチに接触するレベルにまで寄ってしまうところでの減速となってしまった。

べラジオオペラ関係なく、どちらかというと勝手に寄った印象もあるので、なぜという感じも。
馬としての勝負根性の弱さが出てしまったか。冷静にみてこのシーンもまあ危険とは言えます。

→9着

グリューネグリーン:消し

先週:脂肪分が足りなく勝負駆けができない雰囲気。

今週:短距離向きの印象。

パドック:消

最も後方からで元気はない。

レース

先行したが距離適性がなく失速。

→15着

シャザーン:▲

先週:小柄ながら攻めのタイム。柔らかさがもうちょっとほしいが及第点

今週:やや安定性に欠ける印象もあるが、力強さは感じる。

パドック:消

ちょっと筋力が落ちた気がする。体重減少がはっきり表れている。

レース

末脚を見せたかったが、外枠の馬たちに何度も膨らまされ、思い通りの走路とはならなかったか。

→9着

ハーツコンチェルト:消し

先週:特になし

今週:調子はよさそうで毛並みも良いが、G1レベルではない。

パドック:▲

寸胴でもあり腰高でもある独特の体躯。

レース

ショウナンバシットを除けば最後方からのスタート。ずっと内から4頭目を回していたが、中段から先行集団に取りつき、持続性を発揮。一番強いレースをしたと思われる。

空馬がずっと近くにいるので位置を取りあぐねた中でいえば、この馬を抜いてからはずっとロンスパともいえる。

タスティエーラ:◎

先週:なかなかの攻撃性と瞬発力。

今週:調子いい。

パドック:▲

歩様は安定

レース

スタートも良く位置取りもしっかりし、最も落ち着いた足運びをしている。ソールオリエンスをなんとかブロックしたことで勝利。

シーズンリッチ:消し

先週:まあまあ

今週:特別な感情がない。が油断していると来る可能性もね。

→7着

パドック:?

何とも。

レース

スタートで果敢に先行3番手へ。リズムの良い足運びで3角を迎えるが、個人的には仕掛けが遅かった気がする。

3角あたりからホウオウビスケッツを捉えるべきだったと思う。結局ホウオウビスケッツ6着で後塵を拝し続けたのはまずい。

ずっとなかよし。

もうちょっと一か八かのレースをすべきで、鞍上の実力が問われる。この人気で7着なら儲けものなのかね。戸崎さんいつも展開待ちなんかい?

ファントムシーフ:▲

先週:内からの力、弾丸というにはスマートで、力は十分ある。

今週:ちょっとタイムが良すぎるが、仕上がりに向けて充分な体制か。

→8着。仕上げ過ぎたかな。

パドック:◎

最も調子が良い気がする。

レース

スタートが少し遅れた時点で若干厳しいレースを強いられたが、この馬なりの実力は出せたようには思う。

ノッキングポイント:消し

特になし。

パドック:消

パドックではチャかつく感じで体躯も未熟な感じ。

レース

ジャイアントキリングの可能性があった馬。最後の直線で外→内→外というあまり意味のある動きではなかったので、ずっと外に張り出していたら、後ろからの馬もなく結果的にはもう少し上位に食い込めたかも。スタートもまずまずで見る目が変わりそう。

こうじゃなくて

寄せにかかる。フリームファクシはおそらくノッキングポイントが外に出ると思って内に潜ったのだろう。塞がれてしまった。

→5着

パクスオトマニカ:消し

特になし。

パドック:ー

馬也。

レース

シャザーンと喧嘩していただけの印象かなあ。

→13着

ドゥラエレーデ:○

持続力で空力感が強い

パドック:○

2番手レベルに仕上がっている。私がパドック派なら買ってたなあ。

レース

空馬になったが割と空気を読んだ方?

→中止

サトノグランツ:消し

特になし。

パドック:ー

馬也

レース

ドゥラエレーデ(空馬)の影響は結構受けたと思うので場合によっては度外視可能かも?

→11着

総評

ゆるーいスローからのルーズなレース。いろんな”異変”が人馬に伝播したのかも。

やっぱりここには最強たる馬はおらず、タイム的に言えば理論上、リバティアイランドがダービーに出ていても圧勝していたことになるわけで。

このレースで重視するべき点とすれば、持続力と操縦性かなと。そもそもドゥラエレーデが空馬になってちょっとやりにくい展開なので、それが騎手や馬のストレスになったのは言うまでもなく、ドゥラエレーデが落ち着くまでは前にやれなかった馬もいる中で、後方からのスタートになって距離ロスも大きいハーツコンチェルトが人馬ともに巧みだったと思います。

じゃあソールオリエンスは何をしていたのかということですが…うーん。挟まれたのはそうですが鞍上サイドの問題より馬かなと思いますね。パドックでは天候がということで思いましたが、発汗もあり、暑いのと、馬場状態も実は良は向いていないのか、とか思ったり。

最後に。あくまで個人的感想で、上述の通りになりますが、スキルヴィングが馬込は苦手な雰囲気を醸し出しており、それを克服する調教メニューだったように思います。そうなるとホウオウビスケッツのスタートヨレでストレスマックスになったのではないかと思います。途中で近寄る馬を威嚇する仕草もありました。ルメールの追い出し具合は絶妙だったのですが4角の入りまで。

スキルヴィングは、同距離の青葉賞で2.23.9なのでこの馬も理論上は勝っていておかしくないということになります。

何が直接的な要因なのか、推し量るすべもないですが、残念な結末となってしまいました。
ご冥福をお祈りいたします。

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