競馬における3F戦と4F戦の違いは、競馬の中盤でのペースコントロールに関係しています。3F戦では、競馬の中盤でペースが落ち着き、最後の3ハロン(約600メートル)のラップタイムが比較的速い傾向があります。一方、4F戦では、競馬の中盤でペースが上がり、最後の4ハロン(約800メートル)のラップタイムが比較的速い傾向があります。
以下に、1600mの競馬での3F戦と4F戦のラップタイムの例を示します。
3F戦の場合の例
- 400m:24秒
- 800m:48秒(24秒)
- 1200m:1分12秒(24秒)
- 1600m:1分35秒(23秒)
この場合、最後の3ハロンのラップタイムは約36秒(12秒×3)となります。
4F戦の場合の例
- 400m:23秒
- 800m:45秒(22秒)
- 1200m:1分08秒(23秒)
- 1600m:1分31秒(23秒)
この場合、最後の4ハロンのラップタイムは約46秒(23秒×2)となります。
ペースの違いについて
つまり、3F戦では中盤までのペースが落ち着き、最後の3ハロンで速いタイムを刻む傾向があるのに対し、4F戦では中盤までのペースが上がり、最後まで持続するという傾向があります。まとめると、
・3F戦は中緩み(ペースダウン)があり、最後でヨーイドン
→ある程度の瞬発力が必要となる。
・4F線は中緩み(ペースダウン)がない
→ある程度の持続力が必要
レース展開の鍵をどう握るか
・二の足が速く逃げになる馬が基本的にはレースメーキングをしていきます。
概ね1000mのタイムが60秒より速いか否かで勝負の種類が決まってきますが、大きな逃げ馬がいると、第二集団の通過タイムがカギになります。
脚質とペースが合っていないなど、よほどのことがない限り、逃げになった馬は第3コーナーまでは行かせますから、逃げ馬の騎乗力がかなり試されてくるということになります。
本来ガッツリ逃げるべき馬がスローペースだったりすると、絶対に勝てません。そうなると、敗因の原因は鞍上(騎手)に帰属することになります。
馬の調子もあるので、最終追切は大事
馬の調子も考えると、本来の馬の素質をレースで把握しておき、最終追切の出来を見るというのが基本かと思います。
輸送などの関係による馬体重増減も重要なファクターですが、個人的にはパドックはあまり重視しなくてもよいと思っています。
特にテレビに映るパドックは、一瞬を切り取ったものなので、たまたま脱糞している場合もあり、瞬間の切り抜きで何かを述べることがナンセンスとさえ言えます(現地観戦組は別ですが)
まとめ
- 馬の得意な展開と、レース展開を読む
- 3F戦になるか、4F戦いになるかで、馬を選定
- 調教を加味しながら、可能性のある馬を抽出
というのが基本戦略になるでしょうか。よろしくお願いいたします。