2023年6月19日現在、ポンド円が181.77円と、180円を一気に超えた状態から戻りをあまり見せずに、強いブルとなっています。そこで、今回はポンドの見通しと可能性を考えていきたいと思います。
見通し
ポンド円(GBPJPY)の見通しは以下のようにまとめられます:
- 現在、ポンド円は強気の傾向にあります。過去数年間、特に昨年は売られ過ぎた状況でしたが、短期的にはかなり上昇しています。ただし、一部の調整がある可能性もあります。
- ポンド円は押し目買いのチャンスがあります。しかし、これまでの値動きからみると、ポンド円の上昇は一方向的で、押し目が浅くて上昇に転じることが多いようです。
- テクニカル分析に基づくと、ポンド円は183.262を超えると過去最高値の動きとなります。ただし、高値からの反落がある場合、フィボナッチ0.236レベルや0.5レベルで折り返す可能性もあります。
- ポンド円の長期的な目標は、1989年の230円という水準であり、金利差や株価の要素を考慮すると、この水準が適正なレートと考えられます。しかし、現在の利上げは軽微なものであり、リセッションに備えたインフレ対策が優先されているため、前回のレンジである195.8円から215.8円の高値を超えるのは難しいかもしれません。
特に後段ですが、金融性政策のみで、レートの正常化に向かうのはそう簡単ではなく(難しいわけでもない)ため、一旦は折り返しである183.262などを意識しながら、トレードをするのが望ましいところでしょう。ポジションを持たれていない方は、あえて買いや売りを入れるシチュエーションではなさそうです。
入れるなら183.62ですね。
実際に見てみる
未曽有の円安ですから、月足レベルで捉えるのが最もシンプル化と思われます。
単純に言えば、225回帰を見ているところですが、現在の価格で止まる要素も充分あり、第二段階としては189.457
もしこれ自体が第二波サイクルとして捉えられるのであれば、2024~2025には225到達もあるかもしれないですね。
今後の金融動向次第かとは思いますが、歴史的な価値を考慮した最の重心価値は、200前後になりそうですね。
ただ今週来週で決められる話ではないので、慎重に動向を注視していきたいところですね。