【FX詐欺シグナル】TPを分割するシグナルはかなり危険である論理的理由。配信者は勝率を捏造でき、私たちは損失を実現できる。

私たちが出会う多くのシグナルは、TPが分割されています。それも当たり前のように。

しかしこの「当たり前」は業界的標準であり、決して正しい形ではありません。結論から言えば、上記のようなマルチTPは非常に危険なのです。

詐欺と言っても過言ではないかもしれません。今からそのことについて、お話をしていきたいと思います。

マルチTPのシグナルについて

マルチTPを示すシグナルは、トレーダーが利益を複数のレベルで確定しようとする戦略の一部です。

これには、一部のポジションを早めに利益確定することや、一部のポジションを保持してさらなる利益を追求することが含まれる場合があります。

しかし、このような分割されたTPの戦略にはいくつかの問題が存在しますので、それに着いてみていきましょう。

問題1:リスクの増大

TPが分割されることで、私たちトレーダーはポジションの一部を早期にクローズすることができますが、同時に未実現の利益も失う可能性があります。

つまり、市場がトレンドを続ける場合、追加の利益を見逃すことになります。

また、ポジションを分割することで、トレーダーはそれぞれのTPレベルで新たなリスクを引き受けることになります。(「問題2」に続く)

問題2:残された我々とポジション

TPが分割されている場合、配信者は各レベルで利益を確定し、その都度報告することがあります。

TPに到達さえすればよいので、勝率としてはおのずと高くなります。然しTP1に到達した後にSL方向に行くことだって当然あります。

この時、トレーダーはどのように分割決済をするのでしょうか。ただでさえ一つのポジションを分割決済するのはあまり慣れない方法であり、分割的に決済をするとすれば、トレーダーは多めのポジションを持つ必要が生じることとなります。

このことは「問題1」に戻りますが、残ったポジションのリスクはまだトレーダーが引き受けなければならず、配信者は「WIN」の一言で片づけられますが、そうはいきません。

このように、残された我々とポジションだけが、負債を積み上げることになる恐れがあるのです。

問題3:TP1で勝率を積み重ねても、1回のSLで全てが消し飛ぶ

問題3は問題1や2と関連するものですが、そのことについて具体的に見ていきましょう。

冒頭に出したシグナルですが、例えばこの時、利益はTP1で20pips、損失は約60pipsとR:Rが3:1となっています。

R:Rがこの世で最も大事な指標であるということを別の記事にしましたが、すでにこの時点で「何かがおかしい」のです。

ここでTP1に到達して勝利を積み重ねたとしても、3回勝っても1回負ければマイナスになるということが分かります。

つまりTP1での決済にこだわれば、勝率は75%以上でなければならない、ということになります。この高い勝率を維持するのはどれほど難しいことか、というのは想像に難くないでしょう。

ただ、R:Rのバランスが崩れていることから、この勝率を叩き出すことも可能性としてはないとは言えません。問題はその先です。

「TP2とTP3へのポジションが残る」ということです。残ったポジションがTP2、TP3に到達しなければ損失となる(もしくはBreak-evenとなりTP1だけの利益となる)ため、非常に厄介です。

確かにTP1には到達し、分割決済はしましたが、残りのポジションがSLにヒットした場合、利益が消し飛ぶか、ごくわずかになり、それを「勝ちトレード」と言われても、私たちの資産はじりじりと減るばかりなのです。

真の勝率は、以下のように考えるべきと言えます。

TPが分割されている場合の真の勝率

TPが分割されている場合の勝率の計算は、各条件を分割すればシンプルとも言えます。

  • まず、各TPの達成確率を計算します。TP1が20 pipsで設定されている場合、価格が20 pips上昇する確率をP1とします。
  • TP2が40 pipsで設定されている場合、価格が20 pips上昇してTP1が達成され、さらに20 pips上昇してTP2が達成される確率をP2とします。
  • 同様に、TP3が60 pipsで設定されている場合、価格が20 pips上昇してTP1が達成され、さらに20 pips上昇してTP2が達成され、最後に20 pips上昇してTP3が達成される確率をP3とします。

勝率は、各TPの達成確率を乗算して計算されます。したがって、勝率 = P1 × P2 × P3 となります。

具体例

具体的な数値を使って勝率を計算します。以下の数値を利用します:

SL:60 pips TP1:20 pips TP2:40 pips TP3:60 pips

勝率の計算は、詳細な推定が必要ですが、今回は以下のように設定しましょう。

P1 = 0.9 (TP1が達成される確率) P2 = 0.5 (TP2が達成される確率) P3 = 0.3 (TP3が達成される確率)

これらの確率を使用して、勝率を計算します:

勝率 = P1 × P2 × P3 = 0.9 × 0.5 × 0.3 = 0.135 (13.5%)

つまり、この時の最終的な到達率は13.5%となります。

この値の正確性はさておき、3段階の突破を試みるのであれば、その分確率は減衰していくことになるため、配信者の勝率(TP1での勝率)と実際の勝率には著しい乖離が生じることが分かります。

なおこの試算で注目すべき点は、TP1の到達率を90%としている点です。

よくSuccess rate:90%というシグナルを目にすることはあるかと思いますが、実質的勝率はどう考えてもそうはならない、ということが分かります。

結論

したがって、TPが分割されているシグナルには潜在的なリスクがあり、報告が虚偽となる可能性があることを理解しておく必要があります。

そもそもの話として言えることは、「分割決済や、SLをエントリー値に動かす」などの行為の凄まじいほどのめんどくささがあり、トレーダーにとって何一つ良いことがないといえるでしょう。

配信者は勝率を捏造でき、私たちは損失を実現できる。

これがTP分割の大きな危険性と言えます。

私たちトレーダーは、自身の戦略やシグナル配信者を慎重に選択し、リスク管理を適切に行うが重要です。

もちろん、可能であれば、自己のトレード判断や市場分析にも注意を払い、情報を独自収集する必要もあるでしょう。

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