2023年4月4週のドル円相場は、最初に週初の134.10円で寄り付いた後、いくつかのネガティブな要因が重なり、133.01円の週間安値まで下落しました。
しかし、その後、いくつかのポジティブな材料が出てきたことで、週末には136.57円の週間高値を記録しました。週の終わりには、136.24円前後で推移しています。
金利や経済指標など、米国と日本の両国のファンダメンタルズが相場を動かしているようです。また、日銀の金融政策に関する発言や動きも相場に影響を与えているようです。
来週の見通し
来週は、米FOMCや米国の主要経済指標に注目が集まるとともに、米国の金利動向や世界的な市場不安などがドル円相場に影響を与える可能性があります。
GWのボラ低下は?
一般的にはGWでボラが低下しますが、
- 5/2-3のFOMCおよび、
- 米4月ISM製造業・非製造業指数
- 米JOLTS求人指数
- 米4月ADP雇用統計
- 米4月雇用統計
などと米国市場が開場している期間中には、一部の投資家が取引を行うことで、相場に影響が起こるかと思います。
テクニカル節目である一方
今週は日銀の金融政策決定会合について、織り込み済みの側面もあります。
また米指標も予想より上でしたが、いずれも0.1%上と、サプライズではなく、週末に2円動く大きな相場となるべき価値を有しているものではありません。
ただ、ここまで来た現状では、テクニカルの週足的な節目も感じます。3月以来のドル高状態となっており、止まらない、ということもあるかもしれません。
イメージは調整下落も
個人的なイメージとしては、来週は様々な指標はあるながらも、マーケットとしての動意は薄く、売り手じまいからの買い(アキュミレーション(ディスとリビューション)からの爆発)という印象もぬぐえないものであり、楽観的な上げを予測するには今一つ足りない印象があります。
個人的には下を見ながら、臨機応変に対応したいと考えています。